村上 実嘉子

開発プロセス革新戦略室 / メンバー / 2010年新卒入社

村上 実嘉子

開発現場から戦略室へ
子育てと仕事を両立して歩んだ道

Q.01

入社の理由や受け入れについて教えてください。

大学では土木工学を専攻していました。社会インフラや生活基盤を支えることに興味があり、その延長線上で“通信インフラ”という分野にも関心を持つようになったのが、コマスとの出会いのきっかけでした。

もともと「何かをつくりだす仕事がしたい」という想いがあり、自分の手で形のないものを作れるエンジニアという職種には惹かれるものがありました。緊張しやすい性格だったので、面接では「できるだけ自然体でいよう」と心がけましたが、その“素のまま”の自分を受け入れてもらえたことに、ご縁を感じて入社を決めました。

大学ではIT関連の知識はまったく学んでこなかったため、入社当時は不安もありましたが、入社前からの研修や配属後のOJTを通じて、基礎からしっかり学べる環境が整っていました。トレーナー制度もあり、配属先でも先輩社員の方々が丁寧に教えてくれたので、未経験でも安心して一歩ずつ進むことができたのを覚えています。

Q.02

仕事内容とやりがいについて教えてください。

入社から10年以上、開発現場でエンジニアとしてキャリアを積んできました。現在は育休からの復帰を経て、開発プロセス革新戦略室という部署に所属しています。ここでは、各事業部を横断してリソースや技術の管理、社内システムの研究開発を行っています。

直近では、フリーアドレスの座席管理システムを開発中です。「誰がどこに座っているのか」がわかるようにすることで、社内外との円滑なコミュニケーションを促進することを目的としています。自分が出社したら席を登録し、他の社員がその情報をリアルタイムで確認できる仕組みを整備中です。「こうなったら便利だよね」といった声を拾いながら、少しずつ機能追加をしています。

また、事業部の売上データを集計・報告しやすくするための社内ツールも開発しています。業務はどちらかというと“研究開発寄り”で、日々の改善が蓄積されていくような仕事です。

長らく既存システムの改修を担当していたこともあり、ゼロから仕様を考える経験はまだ少なく、今まさに苦戦中です。要求に対して「どう実現するか」ばかり考えてしまい、仕様設計の視点に立ち戻るのが難しいこともしばしば。けれど、そうした経験を積む中で、自分の考え方や設計力を少しずつ広げていきたいと感じています。

Q.03

働く環境やサポートについて教えてください。

現在は、8歳と3歳の子どもを育てながら、1日6時間の時短勤務を利用しています。コアタイムは9時〜16時ですが、朝のバタつきに合わせてフレックスタイムも柔軟に活用しています。

例えば、子どもが病気で保育園や学校に行けないときなども、在宅やフレックスをうまく組み合わせて対応できます。周囲のメンバーも状況に理解を示していただき気にかけてくれるような温かさがありますし、仕事の成果で判断してくれるので、時間制約があることに対する後ろめたさはほとんどありません。

ただし、時間内に考えがまとまらなかったり、作業が終わらなかったときには「残業ができない分、家でも考えてしまう」こともあります。けれど、子どもと過ごす時間や自分の生活リズムを守るためには、今の働き方が最適だと思っています。

社風としては「黙々と仕事に取り組む真面目な人が多い」印象ですが、決して閉鎖的なわけではなく、相談もしやすく、特に若手や育成を意識してくれる空気があるので、新しい人も入りやすい職場だと思います。

MESSAGE

「やりたいことが決まっていない」と不安に思う方も多いと思いますが、それならまずは“自分が何にワクワクするか”を考えてみてください。私自身も、「何かをつくるのが好き」というシンプルな想いからキャリアを始めました。大変なことがあっても、その中に“楽しさ”を感じられるかどうかが、長く続けられる仕事の基準になるのではないでしょうか。コマスは、積極的に学びたい・聞きたいという姿勢を大切にしてくれる会社です。「わからないからやらない」ではなく、「わからないからこそ聞く」「やってみる」──そんな人と一緒に働ける日を楽しみにしています。

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